長崎市中里町の長崎街道中里ふれあい公園で、こいのぼり約100匹と武者のぼりが悠然と風にそよぎ、子どもたちを出迎えている。5月の大型連休明けまで見ることができる。
子どもたちの健やかな成長を願い、こいのぼりの掲揚は3回目。最も大きなもので約5メートルあるという。住民有志12人が9日、近くの人たちから寄付されたこいのぼりを3列のワイヤに2メートル間隔で結び付けた。
ボランティアで日々のトイレ清掃などの公園美化に労を惜しまない住民の励みは、公園から響く子どもたちのにぎやかな声。同町の本田省三自治会長（79）は「（集合住宅用の）小さなこいのぼりしか見たことがない子も多い。大きなこいのぼりの下で自由奔放に遊び、走り回ってほしい。公園の展望広場からは走る新幹線も見ることができますよ」と話した。
