毎週末長崎県内外のバンド演奏などを屋外で楽しめる「佐世保海辺のコンサート」(実行委主催)の「春の陣」が2日、佐世保市新港町の岸壁緑地エリアで始まり、来場者らは春空の下、潮風を感じながらジャズなどを堪能した。
コロナ禍の閉塞(へいそく)感を打破しようと、同市のジャズバー「いーぜる」オーナーで同実行委の前田和隆委員長(61)が企画した。屋外での演奏がしやすい季節の春と秋に開き、2020年秋から始めて6回目。前田さんは「ジャズもさることながら佐世保は音楽の町。多くの人に生演奏を楽しんでもらいたい」と話す。
この日は邦楽ロックの弾き語りやジャズを演奏する7組が出演。市内外の5人でつくるバンド「海コン5」は、「モーニン」や「ラブ」などジャズの定番5曲を披露。切れのあるパフォーマンスで来場者を魅了した。1回目から毎回足を運んでいるという長崎市の飲食店経営、白石黎(れい)子さん(76)は「開放的な場所で音楽を味わえて気持ちがいい。毎回楽しみ」と笑顔で話した。
同コンサートは同エリアで、5月28日までの毎週日曜正午から午後5時まで行う。無料。
潮風を感じジャズ堪能 佐世保で海辺のコンサート「春の陣」
- Published
- 2023/04/07 11:00 (JST)
- Updated
- 2023/04/08 18:34 (JST)
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