宮古沖陸自ヘリ事故 中国の軍艦活動との関連を改めて否定 防衛省「時間が大きく離れる」

 【東京】沖縄県宮古島市沖で陸上自衛隊第8師団の師団長ら自衛官10人が搭乗した陸自ヘリコプターが6日から消息を絶っている件で、防衛省は11日、ヘリ消失前の周辺海域での中国軍艦の動きとの関連について「今回の事故に関連するような動向は確認していない」と改めて否定した。参院外交防衛委員会で福山哲郎氏(立民)らへの答弁。

 防衛省の大和太郎統合幕僚監部総括官は、事故前日の5日から6日にかけて中国軍艦が宮古島の周辺海域を航行していた件との関連を問われ、「(中国の)艦艇の活動はいずれも6日の未明に起こっている」「事故発生の時間とは大きく離れる時間だ」と説明し、省内で航空偵察の実施を決めた点との関連も含めて否定した。

 (安里洋輔)

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