ツインズがサヨナラで連敗ストップ バクストンが通算100号HR

【ホワイトソックス3-4×ツインズ】延長10回タイブレーク@ターゲット・フィールド

ツインズは1点リードの9回表にクローザーのヨアン・デュランが同点を許してしまったものの、タイブレークの10回裏にマイケル・A・テイラーのバントをホワイトソックスのサード、ハンサー・アルベルトがまさかのサヨナラ送球エラー。4対3で勝利し連敗を2で止めた。ツインズ4番手のグリフィン・ジャックスが1勝目(1敗)をマークし、ホワイトソックス5番手のジェシー・ショルテンズに1敗目(0勝)が記録されている。

ツインズは1回表にアンドリュー・ボーンの2点タイムリー二塁打で先制を許したものの、直後の1回裏にバイロン・バクストンが2号2ランを放ち同点とすると、2回裏にはテイラーが勝ち越しの1号ソロ。先発のパブロ・ロペスは2回以降立ち直り7回2/3を投げて10奪三振2失点の好投を見せ、リードを守り勝ちパターンに繋いだ。3番手で登板したデュランがホワイトソックスの先頭ルイス・ロバートに5号ソロを許してしまいこのリードは守り切れなかったものの、タイブレークの10回表をジャックスが3人で片づけると、その裏に相手エラーで予想外のサヨナラ勝利となった。

ツインズのバクストンは1回裏の同点2ランが自身通算100号のホームラン。メジャー9年目、29歳のバクストンは毎年のように負傷に泣き、140試合に出場した2017年以外は100試合出場に届かないシーズンが続いていたが、守備の負担を減らすためDHに回ると今季打率.308、OPS.879と好調。出場595試合で100号到達と能力の高さは間違いないだけに、フルシーズンで活躍を見せることができればツインズにとっては大きな上積みとなりそうだ。

なお、前日の試合でランナーと交錯し途中交代となっていたホワイトソックスのショート、ティム・アンダーソンは左ひざの捻挫と診断され、この日の試合前に10日間の故障者リスト入りとなった。ホワイトソックスは開幕から好調だったサードのヨアン・モンカダも背中の張りで2試合連続の休養となっており、この日はサードのエラーで敗れるなど戦力ダウンが大きく響いている状況。この苦境を切り抜ける控え選手の活躍が求められる。

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