「間に合わない」「40分歩いた」通勤・通学を直撃 JR可部線(広島)で信号トラブル【動画ニュース】

12日朝早く、JR可部線(広島)で電車の信号が赤のまま変わらないトラブルがあり、運転を見合わせていましたが、午前11時に再開しました。

JR西日本によりますと、午前6時前、JR可部線の横川駅から三滝駅の間で信号が赤のまま変わらないトラブルが発生し、可部線の全線で運転を見合わせました。

JR横川駅では、通勤・通学の人たちが混乱に巻き込まれていました。

通勤する人
「午前8時から会議を予定しているが、間に合わなくて、会社に連絡した。40分くらい歩きました、雨の中、たいへんでしたよ」

通学する人
「今、代行のバスを待っています。(大学に)間に合わないです」

これを受け、JRはバスによる振替輸送などをしました。

JR西日本
横川駅~可部駅 バスによる振替輸送
可部駅~あき亀山駅 タクシーによる代行輸送

JR横川駅近くのバス停には長蛇の列ができていました。

山崎有貴 記者
「歩道に並んでいた列が折れ曲がり、こちらからは最後尾が見えません」

バスを待っている人たちの列の最後尾を探してみると、列はどこまでも続き、バス停がある区画を一周したところで途切れていました。

バスを待つ人
「7時25分のあき亀山行きの電車に乗ろうと思っていたので、1時間以上、待っています」

信号が正常に作動するようになり、可部線は午前11時に運転を再開しましたが、トラブルの原因はまだわかっていないということです。

このトラブルの影響で、49本が運休し、およそ1万4000人に影響があったということです。

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