琵琶湖岸を染める赤紫のシバザクラ 花壇に5万株

琵琶湖岸を鮮やかに染めるシバザクラ(11日午前10時37分、大津市におの浜4丁目・大津湖岸なぎさ公園)

 大津市におの浜4丁目の大津湖岸なぎさ公園で、シバザクラが見頃を迎えている。赤紫色の花の帯が琵琶湖岸を染め、散策などで通りかかる市民の目を楽しませてる。

 ハナシノブ科の多年草。同公園のプロムナードにある花壇に5万株が植えられている。市公園緑地協会によると、今年は3月に暖かい日が続いたため、例年に比べ1週間ほど早く満開を迎えているという。見頃のピークは16日ごろで、23日まで楽しめそうという。

 新緑が芽吹いた周囲の木々も鮮やかで、花畑とともに湖岸を彩っている。サイクリング中に足を止めた大津市内に住む男性(66)は「湖と比叡山、シバザクラが一度に眺められて楽しめました」と写真に収めていた。

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