体内にコカイン67粒隠した女を逮捕

香港税関は4月9日、体内にドラッグを隠して香港に持ち込もうとした旅客を逮捕した。4月10日付政府公報によると、9日にケニアの首都ナイロビから香港国際空港に到着した女性旅客が通関の際に提示したホテルの予約表に存在しないホテル名が書いてあったほか、滞在日数も間違っていることが分かった。税関はそれらの不審な点から女性が体内にドラッグを隠している疑いがあると判断。病院に移送したところ、待ち時間の間にトイレでドラッグらしき物を排出したため、危険薬物運搬容疑で逮捕した。容疑者が所持していたのはコカイン67粒で、計1キログラム、末端価格は約90万ドルに相当する。しかし医師の診断によるとドラッグがまだ体内に残っているものと見られ、容疑者は引き続き病院で医学観察を受けるという。香港では「危険薬物条例」によって危険薬物の販売、輸送は重罪となる。この条例に違反した場合、500万ドル以下の罰金または終身刑となる。当局ではドラッグに関する24時間ホットライン(2545ー6182)を設置、市民からの情報を求めている。 (写真・政府新聞処)

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