幼児虐待の託児所職員、実刑26週間

香港でも児童虐待は社会問題として注視されているが、虐待容疑で逮捕された託児所の職員(女25歳)に4月11日、実刑判決が言い渡された。同日の香港メディアによると、事件があったのは香港保護児童会が管轄する児童福祉施設で、問題ある家庭の幼児を保護し24時間体制でケアする託児所。被告は2021年11月、何も怒られる理由がない男児3人に対し暴力的に接したことが虐待にあたるとして逮捕された。1人は頭を2回たたかれ、もう1人はその20分後に肩を鷲掴みにされ地面に倒されて泣かされた。そしてその数日後に別の1人は顔をタオルで乱暴に拭かれたという。九龍城裁判法院の裁判官は職員による不良行為を手本として他の児童が真似をする恐れがあると指摘。判決は犯行への抑止力が必要だとして禁錮26週間の実刑を言い渡した。

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