「創業の地・広島で悲願」カルビー「せとうち広島工場」起工式 グループ最大・最新鋭

スナック菓子メーカー「カルビー」の新しい工場の起工式が12日、創業地の広島市でありました。

カルビー 江原信 社長
「この新工場の建設は、われわれカルビーにとって長年の悲願。本日、創業の地である広島で起工式を執り行えた」

新しくできる「せとうち広島工場」の起工式には、玉井副知事や広島市の松井市長など約60人が出席しました。

コンセプトは「人と地球の笑顔をつくりだす、未来を形にする工場」。再生可能エネルギーや循環型エネルギーシステムを導入することで、廃熱や排水などを有効活用し、環境負荷を軽減する最新鋭の工場です。

また、デジタル化で生産ラインの自動化を進め、生産効率6割アップを目指します。

カルビー 江原信 社長
「デジタルトランスフォーメーションを駆使した最新鋭の工場で、ほかの工場で取り組んできた実験の粋を集めたのが、新工場の新設備となる」

敷地面積は、カルビーグループ最大となる約10万平方メートル。4階建ての生産棟と、平屋建ての原料供給棟の2棟で、設備投資額は約520億円です。

現在、廿日市市にある工場も順次、移転・集約していきます。

ここではポテトチップスや小麦系スナックが製造され、年間280億円の生産能力となるということです。

来年12月から順次、稼働する予定です。

© 株式会社中国放送