“大声出す患者に粘着テープ” 精神科病院の違法行為認定 改善計画提出求める=静岡県

静岡県南伊豆町の精神科病院で職員が入院患者に暴行を加えていた問題で、県は違法行為があったと認定し、病院側に対し、改善計画書の提出を求めたと4月12日、発表しました。

南伊豆町の精神科病院「ふれあい南伊豆ホスピタル」では、職員による暴行問題が2022年発覚し、県は関係者への聞き取り調査などを行いました。

県は調査の結果、准看護師が大声を出している患者の口に粘着テープを貼ったことや人目につく場所で患者が恥ずかしさを感じる介護を行ったことなどについて、精神保健福祉法に抵触すると判断。病院側に対し再発防止に向けて改善計画書の提出を求めたことを明らかにしました。

この病院をめぐっては、同じグループの静岡県沼津市にある病院でも虐待行為が発覚していて、こちらは調査が進められています。

© 静岡放送株式会社