「市長になったら何を変える?」静岡市長選 当選確実の難波喬司さんに直撃インタビュー

4月9日に投票が行われた静岡市長選挙で、当選が確実になった、元静岡県副知事・難波喬司氏(66)に市長になったら何を変えるか、聞いてみました。

<難波喬司氏>

結果を出してほしいという意見をたくさん聞きました。災害対策で結果が出なかった。特に清水区でいい評価をもらっていますが、台風15号のときに清水区で行政対応としてしっかりとした結果が出ていなかったことをみなさん課題と思っている。したがって結果を出す、特に防災についてはプロと言っているし、実際に熱海の土砂災害では指揮をしていたので、そこを見てもらえたと思う。

<和田啓記者>

選挙戦では政策を掲げるのではなく執行力を高めて結果を出すと主張していましたが、市民からは何してくれるの?という声はなかった?

<難波喬司氏>

議員の選挙と市長の選挙とは違う。議員は選ばれた後に、議会に入って政策を議論したりするが、市長は選ばれた後は市の職員のトップとして実務をする執行力が大事で、政治家の部分と執行力と両方備えていないといけない。だから、政策ではなくて執行力を私は重視したいと思っている。

<白鳥浩教授>

それは市民に選択する機会を与えているのか?市民は何を選んだのか?

<難波喬司氏>

何で選択と言われるのか?政策で選択をするということに思い込みがあると思う。子育てを重視するのか経済を重視するのか、それは両方重視する。それを選択、選択といって、こちらを重視する、しないというところに思い込みがあるのでは?

<和田記者>

結果というと、リニアの結果は南アルプスにトンネルを貫通させることか?

<難波喬司氏>

結果を出すというのは、そういうことではなくて、今ある環境影響評価についてちゃんと結果を出すということで、リニアをやるかどうかは別問題。リニアの環境影響があるのかないのか、回避できるのかできないのか、そういうところで結果を出すということ。事業をやるかやらないかは次の段階。やるかやらないかは静岡市が選択する問題ではない。

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