「痩せすぎ」「病的」と批判された米カリスマ歌姫が苦言「他人の外見にコメントするのはやめて」

歌手のアリアナ・グランデ(29)が、「健康的」だったとファンから認識されている時期は、実は「人生のどん底」にあったと明かした。アリアナは11日、人々は「人の身体についてコメントすること」について躊躇すべきとの見解をTikTokで語り、自身が最も痩せていた頃は抗うつ剤を服用していた事実を明かした。

最近の写真が「痩せすぎ」「不健康」とボディ・シェイミング(体型批判)の的にされたアリアナはTikTok動画で語った。

「私たちはもっと優しくなれると思うし、何があっても、人の身体についてコメントすることに抵抗がないようではいけないと思う。健康や不健康、太ってるとか痩せてるとか、あれこれ、セクシーだ、セクシーでないとか。何であれ、自分では何か良いことを言っている、善意で言っていると思っているにしても、やめたほうがいい。そうしないよう努力する必要がある。誰かを褒める方法にしても、嫌なものを見ても無視したりするとか、方法はいくらでもある。より安全で、お互いにより安全で居続けられるように目指すの」

「私の場合、みんなが今の私の体と比較している昔の体は、人生の中で最も不健康なものだった。抗うつ剤を大量に服用し、その上でお酒を飲み、食生活も乱れていた。みんなが『健康的』だったと思っている姿の時は、人生のどん底にいて、実は全く健康ではなかったの」

また、3000万人のフォロワーを持つアリアナは、映画版『ウィキッド』の撮影に向かう前に動画を投稿、人がその時々に何を経験しているのか「分からない」とした上で、誰もが何があっても「美しい」のだと呼び掛けた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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