広島市で行方が分からなくなった男性の発見に貢献したとして13日、警察犬が表彰されました。
表彰されたのは、県警の鑑識課に所属する7歳のオス「カリフ オブ スマート チャイルド」です。人懐っこい性格で、愛称は「カリフ号」。
4月4日、広島市西区で行方が分からなくなっていた70代男性の捜索に出動しました。
広島県警 本部鑑識課 坂井邦治 巡査部長
「嗅覚が人間の6000倍あるといわれていますので、そのにおいをたどって探してもらう。迷いながらではあったけど、的確にこっち方向に」
男性の服などのにおいを頼りに捜索することおよそ30分…。いなくなった場所から300メートルほど離れた放水路付近の緑地帯で男性を発見しました。
坂井邦治 巡査部長
「声をかけて間違いないとわかったときは安どしました」
広島西警察署 野田幸宏 署長
「ワンダフルな活躍をし、その尊い命を守った」
カリフ号は、おととしも行方不明の男の子の発見に貢献していて、表彰されるのは今回で5回目です。ごほうびとして好物のビーフジャーキーをもらいました。
坂井邦治 巡査部長
「 “うれしいです” 。ごめんなさい。ぼくが(代弁して)しゃべっちゃいました。このように表彰していただて、うれしいと思っています。ね」