「精度高い報告受けたい」裾野市長、スプリンクラー事故の調査継続見守る姿勢示す=静岡

静岡県裾野市の市民文化センターで起きたスプリンクラー事故で、市が設置した調査委員会が原因について2022年度中に結論を出さなかったことについて、村田市長は「徹底的に調べてもらい、精度の高い報告を受け取りたい」と調査の継続を見守る姿勢を示しました。

〈裾野市 村田悠市長〉

Q.解決が先延ばしになってしまったことについて、市長はどう捉えられているか?

「2022年度内に調査を頂けるという方向で進めてはおりましたが、しかしながら『年度内解決』ということではございません」

2022年9月に市民文化センターで起きたスプリンクラー事故では、原因究明のために裾野市が設置した事故調査委員会が、2022年度中の3月には結論に至らず、2023年6月まで調査継続するという中間報告を市に提出しました。

裾野市役所で4月13日開かれた定例会見で村田市長は、事故調査委員会は3月中に調査結果をまとめる方針であったものの、「年度内に解決」ということではないと説明しました。

〈裾野市 村田悠市長〉

「『専門家がまだ必要である』、『徹底的に調べたい』ということで、中間報告書をいただいておりますので、私、市長としましても徹底的に調べていただいて、精度の高いものを受け取るというのが、私は正しいと思います」

裾野市としては、今後の対応を検討する上でも原因を明らかにすることが必要として、事故調査委員会が結論を出すのを待つ姿勢を示しました。

裾野市 村田悠市長

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