JR可部線(広島)で5時間にわたって運転を見合わせた12日のトラブルについて、JR西日本は、「軌道短絡」と呼ばれる現象が原因だったと明らかにしました。
JR可部線では、12日午前6時前に横川駅から三滝駅の間で信号が赤のまま変わらないトラブルが発生し、全線で5時間にわたって運転を見合わせました。
JR西日本は、原因について「軌道短絡」と呼ばれる現象が原因だったと明らかにしました。
軌道短絡とは、レールに鉄粉や鉄片が付着することで、列車のいない区間に電車がいるように運行管理システムが反応してしまうことだということです。
トラブルを受けて12日夜、横川駅から三滝駅の間で調査した結果、レールとレールの間にはさまっていたとみられる長さ1センチ・幅0.5センチほどの鉄片が見つかったということで、JR西日本では、この鉄片が軌道短絡が発生した原因とみています。