土石流被災者「気が楽に」「不安の方が」 警戒区域9月解除 隣町でも説明=熱海市

2021年7月の土石流災害によって立ち入り禁止となっている「警戒区域」の解除について、静岡県熱海市は4月13日、神奈川県の湯河原町でも説明会を開きました。

説明会には熱海市に隣接する湯河原町の応急仮設住宅で暮らす住民や前回の説明会に来られなかった被災者ら32人が参加しました。説明会では立ち入り禁止の「警戒区域」を9月1日に解除することや被災住民に対する市の支援策などについて説明が行われましたが、住民の気持ちはさまざまです。

<被災した人>

「すごい気が楽になりましたね。一応ね。夢が持てるというかね。日にちを切ってくれないと困っちゃうでしょう」

「不安の方が大きいです。物資も上がってるし、(修理費が)高くなったらそれだけお金が払えるかって考えちゃう」

土石流災害への対応が新たな段階を迎える中で、行政には住民の抱える不安を受け止める体制づくりが求められます。

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