アスリート就職支援制度創設へ 岡山県スポ協 経済団体に協力要請

アスリートの就職支援への協力を呼びかける岡山県スポーツ協会の越宗孝昌会長(中央左)=岡山市

 岡山県スポーツ協会は高い競技力を持つ学生の県内企業への就職を促進するため「おかやまアスリートサポート制度」を本年度創設する。雇用に積極的な企業や団体の情報を取りまとめ、卒業後も競技の継続を希望する選手に提供する。

 国際大会出場や日本選手権、全国高校総体などで8強以上の実績を持つアスリートを対象とし、岡山の競技力向上につなげる狙い。協賛企業の掘り起こしを進め、業種や募集職種とともに遠征費の援助、短時間勤務といった具体的に可能な支援内容を申告してもらう。リストは岡山にゆかりのない選手のIターンも視野に、ホームページなどで広く発信する予定。

 創設に当たり同協会は13日、県内経済6団体向けの説明会を岡山市で開き、協力を要請。越宗孝昌会長(山陽新聞社相談役)が「岡山で競技と仕事を両立できる受け皿を整備し、持続的な制度にしたい」と呼びかけた。

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