キャディの遅刻で2罰打も 野村敏京は故障で途中棄権

第2ラウンドを途中棄権した野村敏京(撮影/村上航)

1オーバー58位で第2ラウンドをスタートした野村敏京が、9ホールを終えた時点で故障を理由に途中棄権した。7カ月ぶりに出場権を手にした一戦は無念の結果に終わった。

スタートホールの10番からハプニングに見舞われた。LPGAの説明によると、野村のキャディが午前7時のスタート時刻に間に合わなかった。定刻から5分以内にティオフしたために失格は免れたが、ゴルフ規則5.3aにより2罰打が科されダブルボギー発進となった。

苦しいプレーが続いた(撮影/村上航)

その後も14番をダブルボギー、15番(パー3)をボギーとして5つ落とし、前半インを「41」(パー36)で終えた時点で棄権を申し出た。

野村は今季ツアーのシード権を持たず、今週は出場優先順位224番目からの繰り上がりで出場権を得ていた。

午前7時のトップ組からスタート(撮影/村上航)

ゴルフ規則5.3a ラウンドが始まるとき(一部抜粋)
プレーヤーは自分のスタート時間にスタートしなければならない
規則5.3aの違反の罰:失格。ただし、次の3つの場合を除く
・例外1-プレーヤーが5分以内の遅れでスターティングエリアに到着し、プレーをすぐに始めることができる:プレーヤーは自身の最初のホールに適用する一般の罰を受ける。
・例外2-プレーヤーが5分以内で早くスタートする:プレーヤーは自身の最初のホールに適用する一般の罰を受ける。
・例外3-プレーヤーが時間通りにスタートできなかった例外的な状況があると委員会が裁定する:この規則の違反とはならず、罰はない。

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