花巻東高女子硬式野球部の新監督に一関学院高野球部前監督の沼田尚志氏（63）が就任した。全国高校女子選抜大会でチームを準優勝に導いた三鬼賢常（みき・けんじょう）氏（61）は総監督となり、指導体制を充実して悲願の日本一を目指す。18日に新監督の就任会見を開く予定。
沼田氏は春夏合わせて甲子園に6度導いた県内屈指の名将。国士舘大でコーチを務めた後、1985年秋に一関学院高コーチに就任。翌86年秋から監督となり、2019年夏の岩手大会まで33年間にわたり指揮を執った。
花巻東高から就任を打診され、既に女子野球部の指導を始めている沼田氏は「（ユニホームの）紫色のストッキングだけでも違和感がある。最初は冗談だと思ったが、まさかの本気だった。野球で恩返しがしたい。必要としてくれたことに感謝している」と語る。
