マニアックな佐世保を紹介 「ガースー」プロデュースのツアー完成 観光コンベンション協が販売

菅さん(右から4人目)プロデュースのツアー完成を報告したガイドら=佐世保市役所

 「ガースー」の愛称で知られる長崎県佐世保市出身のテレビプロデューサー、菅賢治さんプロデュースの観光ツアーが完成した。坂道やキャンプなど「好き」を追求した6人が立案。今後、ガイドとしてマニアックな視点で伝えていく。
 佐世保観光コンベンション協会が昨年11月、専門性が高くユーモアがある人材を発掘して、観光都市としてのレベルを高めようとオーディションを実施。佐世保を盛り上げたいと名乗りを上げた15人の中から6人が選ばれ、菅氏のアドバイスを受けながらツアー案を練り上げた。
 6人の肩書はラジオパーソナリティーや移住者、広告代理店勤務などさまざま。完成したツアーは、坂道や脇道などにスポットを当てたものや、分厚い肉を味わうアメリカの食文化の体験、「遊郭浪漫旅」と題した内容など8件あり「地元の人でも知らないようなネタが満載」という。
 菅氏と6人のガイドが、市役所を訪ね、田中英隆副市長にツアー完成を報告。菅氏は「旅の楽しさの一つは人との交流。また会いたいな、と思ってもらえる人たちを選んだ」と説明し「6人がツアーに命を吹き込んでくれると思う」と期待を寄せた。
 10日以降、同協会ホームページ内の特設ページからツアーの予約を受け付ける。

© 株式会社長崎新聞社