ゴールデンウィークにオーケストラを堪能 5月4日に山口中央高校フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会

▲定期演奏会の様子(2018年)

 山口中央高校フィルハーモニー管弦楽団の第23回定期演奏会が、5月4日(木・祝)午後1時半から山口市民会館(山口市中央2)で開催される。    

 この演奏会は、同校のオーケストラ部に加え、卒業生や賛助出演者も参加する「フィルハーモニー管弦楽団」の名称で、年に一度、ゴールデンウィークに開催されている。2020年、2021年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になったが、3年ぶりの2022年に続いて開催。「高校生でここまでの演奏をするとは」と驚かれるほど本格的な演奏は、山口市内でオーケストラの生演奏に触れられる貴重な機会として、毎年足を運ぶファンも多い。    

 今回の演奏会では、2年生13人、3年生10人の部員23人に加えて、OB、OG、賛助出演者44人が参加する。    

 プログラムは「喜びの島」(ドビュッシー)で始まる。続いて、賛助出演者と同校卒業生のソプラノソリスト・杉山仁美さんが加わり、歌劇「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」、「椿姫」より「ああ、そは彼の人か」などが披露され、最後に「交響曲ニ短調」(フランク)が奏でられる。    

 杉山さんは、2009年に同校を卒業。東京音楽大学声楽専攻を卒業後、同大学院声楽専攻修士課程を修了した。オペラ「高山右近」ルチア役では東京・イタリア公演を経て、2017年8月のローマ法王謁見式にて抜粋を披露。全日本演奏家協会主催の第15回ル・ブリアンフランス音楽コンクールで審査員賞を受賞した。東京音楽大学で非常勤助手も務め、2019年には初のソロリサイタルを山口市で開いた。    

 「1曲1曲心を込めて、観客に感動を与えられる演奏を目指して練習中。ぜひご来場を」と同部。    

 入場には500円の整理券(中学生以上、当日は100円高)が必要。同館、YCAM、三好屋レコード店、同校、サンパークあじすなどで購入できる。問い合わせは同校(TEL083-922-0032)へ。

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