ブリュワーズがタイブレークを制し地区首位キープ テレズが3打点

【ブリュワーズ4-3パドレス】延長10回タイブレーク@ペトコ・パーク

ブリュワーズは同点で迎えたタイブレークの10回表にダブルスチールでチャンスを広げると、ラウディ・テレズの犠牲フライで勝ち越しに成功。10回裏のパドレスの攻撃をジョエル・パヤンプスが締めて4対3で勝利し、パドレスとの4連戦初戦を制して地区首位の座をキープした。ブリュワーズ4番手のデビン・ウィリアムスが2勝目(0敗)をマークし、5番手のパヤンプスは1セーブ目を記録。パドレス5番手のルイス・ガルシアは2敗目(0勝)を喫している。

ナショナル・リーグ中地区首位に立つブリュワーズと西地区2位・パドレスの上位勢対決は期待通りの好ゲームとなった。ブリュワーズは1回表にテレズの3号2ランで先制すると、直後の1回裏にマニー・マチャドの1号ソロで1点を許したものの、先発のコリン・レイが6回途中1失点の好投を見せる。すると5回表にはマイク・ブロッソーの2号ソロが飛び出し、3対1とリードを広げ試合を優位に進めた。

しかし本拠地のパドレスも反撃を見せる。8回裏二死からマット・カーペンターが四球で出塁すると、続くトレント・グリシャムが同点の4号2ラン。相手のホームラン攻勢にホームランで返し、終盤で試合を振り出しに戻すことに成功した。

それでも好調のブリュワーズが勝負強さを発揮する。10回表、タイブレークのランナーとして2塁に出ていたクリスチャン・イエリッチがパドレスバッテリーの隙を突いて三盗を成功させると、テレズがきっちり犠牲フライ。ノーヒットで勝ち越しに成功すると、10回裏には先頭打者のショートゴロでウィリー・アダメスが2塁ランナーの進塁を阻止する好判断を見せるなど、細かいプレーをきっちりこなしたブリュワーズがホームラン合戦で始まった接戦を制した。

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