待望“ドッグラン”28日オープンへ 人と動物の共生目指す朝霞市 入場無料「周囲にはラベンダー畑も」

28日にオープンする「朝霞市浜崎ドッグラン」=朝霞市浜崎

 埼玉県朝霞市浜崎地区に同市初の市営ドッグラン「朝霞市浜崎ドッグラン」が28日、オープンする。飼い主同士の交流やマナーの向上を図るとともに、人と動物の共生社会を目指すのが狙い。小型犬と中・大型犬のスペースを分け、駐車場を完備。入場は無料。同市は「周囲にはラベンダー畑もあり、散歩ついでに活用していただければ」と利用を呼びかけている。

 同ドッグランの面積は約945平方メートル。小型犬エリア約230平方メートルと中・大型犬エリア約430平方メートル、駐車場8台分などを整備。各エリアには日よけとベンチ、共用部分には手洗い場も設置されている。利用時間は午前8時~午後7時。年末年始(12月29日~1月3日)以外は利用可能。

 利用条件は市内在住の18歳以上の飼い主。犬は市の畜犬登録と、1年以内に狂犬病予防注射を接種していること。希望者は「利用登録申請書兼誓約書」に必要事項を記入し、同市環境推進課に申請。利用登録証の交付を受け、利用時は登録証を所持する。

 市内には民間のホームセンター敷地内にドッグランが設けられているが、市営のドッグランの設置を求める要望が多く寄せられていた。こうした中、同地区の市健康増進センター「わくわくドーム」の駐車場で利用者数が少ない場所があることから、環境も考慮し転用することを決めた。建設費は約2400万円。管理委託料として年間約120万円の維持費がかかる。

 問い合わせは、同環境推進課(電話048.463.1504)へ。

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