28日から幻想庭園と烏城灯源郷 春季の同時開催は4年ぶり

2019年春に行われた幻想庭園で、ライトアップされた後楽園

 岡山県と岡山市は14日、同市の後楽園と岡山城を光で彩る「春の幻想庭園」「春の烏城灯源郷」を28日~5月7日に開催すると発表した。新型コロナウイルス禍などを経て、春季に両会場で開くのは4年ぶり。

 幻想庭園は後楽園で開かれ、園内の芝生などに風車(かざぐるま)(直径18センチ)約200本を設置してライトアップ。沢の池に黒や赤のこいのぼり3匹(長さ10メートルなど)をいかだで浮かべ、照明をともす。松林には紙風船を模したあんどん(直径約20センチ)約60個をつるす。

 岡山城を会場とする烏城灯源郷は、桜をイメージしたピンクのライトで一帯の樹木を照らし出す。天守閣前広場には、まりを模した色とりどりの照明約10個を並べ、満開の桜を表現した画像を周囲の地面に投影する。

 ともに日没ごろから午後9時半まで点灯。初日は同6時45分から後楽園で点灯式を行う。同園と天守閣は入場料が必要。問い合わせは同園事務所(086―272―1148)、岡山城管理事務所(086―225―2096)。

 幻想庭園は岡山県と後楽園魅力向上委員会が主催し、岡山市と山陽新聞社が共催。烏城灯源郷は同市、おかやま観光コンベンション協会、同社でつくる実行委員会が主催する。

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