ストレス発散のため…女性にわいせつ行為など10件、容疑の30歳男を追送検 逮捕4回、追送検は2回目

埼玉県警察本部=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 埼玉県鶴ケ島市などで女性にわいせつ行為などをしたとして男が逮捕された事件で、県警捜査1課と西入間署は14日、強制わいせつと暴行の疑いで、鶴ケ島市脚折、無職の男(30)=強制わいせつ罪などで公判中=をさいたま地検川越支部に追送検した。

 捜査班は2020年8月29日から昨年11月7日に、鶴ケ島市と川越市で、いずれも女性を狙った強制わいせつ事件など10件を確認。うち5件を追送検し、捜査を終結した。

 追送検容疑は20年8月29日~昨年6月30日ごろの間、鶴ケ島市と川越市の路上で、徒歩で通行中の10~30代の女性5人の体を触るなどのわいせつな行為をした疑い。

 捜査1課によると、男は土地勘があり、自転車や自動車で移動しながら女性を物色。徒歩で背後から近づき、犯行に及んでいた。

 付近の防犯カメラ映像の精査などから男が浮上した。県警は昨年11月17日、強制わいせつ容疑で男を逮捕。本人の供述などから余罪が判明した。これまでに3回再逮捕され、1回追送検されていた。

 男は「性欲を満たすことと仕事のストレス発散にためにやった」と容疑を認めているという。

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