G7サミット控えた広島「暴力許してはならない」 岸田総理 演説先で爆発物【動画ニュース】

和歌山市で岸田総理の演説の直前に筒状のようなものが投げ込まれ、爆発し、男が逮捕された事件を受けて、サミットを控えた広島でも、「暴力を許してはならない」という声が上がりました。

きょう(15日)午前、選挙の応援で和歌山市を訪れていた岸田総理の演説の直前、筒状のようなものが投げ込まれ、男が威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕されました。

サミット開催を来月に控えた広島では警備が強化されていますが、平和公園でも、「暴力」への怒りとサミットの安全対策を求める声が上がりました。

平和公園で―

岡山から
「だめでしょう、暴力でものごとを訴えたら。すべてが、今まで築き上げたものが台無しになる」

東京から
「日本の人たちもテロとかいろんなことに関して、危機管理にあらためて取り組んでいかないといけないのかなと」

神奈川から
「(海外から)日本に来るのが心配になってしまうと思うので、厳重な警備が求められると思う」

サミットを記念して、来週から広島城などで夜神楽の公演が行われます。この公演のPRパレードに参加した広島市の松井市長は、「事件の詳細は把握していない」としたうえで…

広島市 松井一実 市長
「暴力のない世界を追及している広島でG7サミットを準備している中なので、暴力のない平和文化が浸透することが必要だと痛感している」

サミットの警備については、「しっかりやっていただいている。不測の事態が発生しないよう引き続き徹底してほしい」と述べました。

© 株式会社中国放送