栄光の地に帰ってきた。横浜のデクラークが後半13分から途中出場。南アフリカ代表として世界一に輝いた2019年のワールドカップ（W杯）日本大会決勝以来となる日産スタジアムでのプレーに「良い思い出がよみがえり、ファンも素晴らしかった」と感慨深げに振り返った。
金髪を揺らしピッチ際に立つと、スタジアムに詰めかけた15034人の観衆は割れんばかりの大拍手で迎えた。巧みなパスワークとラン選択で応えたデクラーク。試合後は好機でスコアできなかった点を課題に挙げ、「陣地は取れていた。こういう試合で勝てれば自信が付く」と話した。
南半球最高峰のスーパーラグビーなど世界を渡り歩き、大一番の経験も豊富な31歳。神戸との最終節に向け、「エリアを制し、規律を守れるチームが強い」と改めて強調した。
