2023FIM世界耐久選手権(EWC)第1戦ル・マン24時間耐久ロードレースが開催されているル・マン-ブガッティ・サーキット。3人のライダーによるレースは、単純計算でひとり8時間の走行が必要となる。
約1時間走行して約2時間で休養と準備をするが、コース上にいないタイミングで、ライダーはどのような行動をとっているのか、渡辺一樹(TEAM KAWASAKI WEBIKE TRICKSTAR)に密着してみた。
■ホスピタリティで食事
走行後から50分が経過。バイキング方式で、プレートにパエリアやカプレーゼなどを盛り着席。
ライブタイミングを確認しながら食事をとり、食べ終わった頃には走行後から約1時間が経過した。
この時間は岩戸の走行がちょうど終わったタイミングで、空も暗くなっていた。渡辺は電動キックボードでキャンパーに戻り約1時間後の走行に備えてしばしの睡眠についた。
ライダーによって走行後の過ごし方や食事はそれぞれだが、これまで取材してきた日本人ライダーはミーティング、マッサージ、軽食でも食事をとるというルーティンが多く、渥美心や高橋裕紀はお米を食べていた。まだレースは約16時間残っている状況だが、ライダーもスタッフもパドックで大忙しだ。