水素燃料の電車導入を 市とJRが検討方針 供給拠点も「カーボンニュートラルへ寄与」/岡山・津山市 

岡山県津山市は14日、JR津山線への水素燃料電池列車導入や市内駅への水素ステーション設置などをはじめとした地域における水素エネルギーの利活用をJR西日本と連携して検討する方針を発表した。

沿線自治体などとも連携しながら、JR津山線への水素燃料電池列車の導入を目指す。燃料電池列車やバス、トラック、乗用車に対する水素供給の拠点としての活用、地域でのサプライチェーンの構築など、市独自の水素利活用へ向けた取り組みを検討する。

JR西日本は脱炭素化に向け、地域と連携した新技術による鉄道環境イノベーションの一環として、水素利活用実現を推進する方針を打ち出している。

谷口圭三市長は定例記者会見で「国が目指す2050年カーボンニュートラルの実現に寄与するとともに、公共交通に対する住民の意識を高め、JRの利用促進につなげたい」と述べた。

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