メッツが逆転で接戦を制す 藤浪7回途中まで3失点の力投も3連敗

【メッツ3-2アスレチックス】@オークランド・コロシアム

アスレチックスは2回裏に2点を先制し、先発の藤浪晋太郎が6回までメッツ打線を1失点に抑える好投を披露。しかし、7回表も続投させたことが裏目に出て逆転を許し、2対3で接戦を落とした。メッツ2番手のドリュー・スミスが今季初勝利(0敗)、5番手のデービッド・ロバートソンが3セーブ目をマーク。ジャッキー・ロビンソン・デーの先発を任された藤浪はデビュー3戦目で自己最高の投球を見せたが、デビューから3連敗(防御率11.37)となってしまった。

アスレチックスは2回裏に無死2・3塁のチャンスを迎え、一死後にコナー・ケイペルのファーストゴロの間に先制。そこから二死1・3塁となり、エステウリー・ルイーズのタイムリーで2点目を奪った。先発の藤浪は4回表一死からピート・アロンソに7号ソロを被弾したが、5回表一死まで無四球ピッチングを展開。6回表は先頭のスターリング・マルテに死球を与え、盗塁を決められて無死2塁のピンチを背負ったが、後続3人を抑えて無失点で切り抜けた。

しかし、7回表も続投すると、先頭のマーク・キャナに2号同点ソロを浴び、メジャー初勝利の権利が消滅。続くダニエル・ボーグルバックに四球を与えたところで降板し、2番手のトレバー・メイがブランドン・ニモに勝ち越しのタイムリー二塁打を浴びたため、藤浪には3失点と黒星が記録された。それでも7回途中4安打3失点で自身初のクオリティ・スタートを達成。可能性を感じさせる登板だったことは間違いない。

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