人気ドリルで交通安全 茨城県警神栖署 市内全小学校に寄贈

神栖署員から「うんこ交通安全ドリル」を使った講話を聞く深芝小の児童たち=神栖市深芝南

子どもたちに交通安全の意識を高めてもらおうと、茨城県警神栖署は神栖市内全小学校に、子どもたちに人気のキャラクター「うんこ先生」を用いた「うんこ交通安全ドリル」の歩行者編と自転車編をそれぞれ計5100冊ずつ贈呈した。13日には同市深芝南の市立深芝小学校(横山英幹校長、児童数496人)で贈呈式があり、3年生100人が出席し、事故に遭わないための適切な行動を学んだ。

贈呈式では、松井心汐(みしお)さんと森虎成(こうせい)君が代表して、杉田和輪署長からドリルを受け取り、「信号が青になっても必ず右、左、右を見て渡るようにします」と誓った。

続いて、杉田署長は昨年1年間で小学生の交通事故件数が県内で69件あったことを紹介した後、「交通ルールを守って事故に遭わないようにしてほしい」とあいさつした。横山校長は「日本一楽しい交通安全ドリルを使って、日本一交通安全を守れる小学生になってください」と呼びかけた。

その後、同署員がドリルを使って交通安全講話を行った。児童たちは問題に答えながら、自転車事故が多い場所は交差点であることや、ヘルメット着用の重要性などを学習した。

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