4月15日、2023年MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGPクラスの予選がアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、中上貴晶（LCRホンダ・イデミツ）は17番手を獲得し、スプリントレースは13位で終えている。
土曜日に行われた最初のフリー走行では、中上は開始から5分ほどの11コーナーで転倒を喫してしまう。ピットに戻り、その後もアタックを行ったが、最後まで自己ベストタイムを更新することが出来ず、19番手で終えている。
そして、その後すぐに行われた予選Q1では、フロントにミディアムタイヤ、リヤにソフトタイヤで挑んだ。最初のアタックで2分03秒403をマークするが、その後も最後までアタックを行うも、なかなかタイムを縮めることが出来ず、そのまま17番手に留まった。
午後からのスプリントレースは気温30度、路面温度45度と青空の下で行われた。17番グリッドからスタートとなった中上はフロントにハード、リヤにソフトタイヤを選択。スタートで13番手へとポジションを上げ、その後混戦が繰り広げられるなかで一時順位を落とすも、最後は13位を守り切ってチェッカーを受けた。
日曜日にはメインとなる決勝レースを控えているが、中上は17番グリッドから追い上げのレースとなる。スプリントレースでの13位を凌ぐ、シングルフィニッシュとポイント獲得を目標に、最後の調整に取り組んでいく。
■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶（予選：17番手、スプリントレース：13位）
「厳しいレースでした。チームメートの（アレックス・）リンスはすばらしいパフォーマンスで2位を獲得してメダルを獲得し、僕はジョアンのすぐ後ろでフィニッシュしました。つまりジョアンと僕はスプリントレースで同じような問題を抱えていたということです。僕たちはラップタイムもペースも同じだったので、解決策を見つけなければなりません」
