大リーグでサイ・ヤング賞を獲得し、今季横浜DeNAに加入したトレバー・バウアー投手(32)が16日、イースタン・リーグの西武戦(横須賀)で先発し、来日初登板を果たした。4イニングを投げて4安打6奪三振で無失点。ストレートの最速は155キロ。1軍デビューに向けて上々のスタートを切った。
初回は1死から二塁打を浴びるも、変化球で2者連続三振。メジャーリーグでも代名詞だった「刀パフォーマンス」を披露し、大観衆のスタンドを沸かせた。
三回には連打で1死二、三塁とされるとギアを上げた。蛭間、高木に3球連続で真っすぐを投じ、空振り三振に仕留めた。
今季開幕直前の3月中旬に出来高年俸4億円(推定)で入団したバウアーは会見で「優勝を勝ち取る。それが一番目指したいこと」と話していた。その後、右肩の張りを訴えたが、ブルペンや打撃投手で調整を進めてきた。グラウンド外でも、今永や若手投手陣らとコミュニケーションを積極的に取り、投手のレベルアップにも注力。サイン会を開くなどファンとの交流を図っている。