西~東日本 大気非常に不安定 急な強い雨や落雷に注意 突風やひょうのおそれも 北海道は暴風雪に警戒

 きょう(日)は、太平洋側を中心に晴れ間もあるが、上空の寒気の影響などで、大気の状態が不安定となっている。急な強い雨や、落雷、竜巻などの突風やひょうに注意が必要だ。また、北海道では平地でも雪の積もる所があり、風も強まって荒れた天気となりそうだ。暴風雪に警戒が必要となる。

西~東日本 雷雲発達 急な強い雨や雷雨に注意

 上空にはこの時季としては強い寒気が流れ込み、西日本や東日本では大気の状態が非常に不安定となる見込み。すでに西日本や関東で雨雲の発達している所があり、雷の鳴っている所もある。今夜にかけても西日本や東日本を中心に雷の発生する確率が高くなっていて、あちらこちらで急な強い雨や雷雨がありそうだ。

ひょう 16日(日)午後2時ごろ代々木上原にて 撮影=ウェザーマップ

 竜巻などの突風が起きたり、ひょうが降ったりするおそれもある。晴れていても、天気の急変に注意が必要だ。空が暗くなって急に冷たい風が吹いたり、雷の音が聞こえたりしたら、積乱雲の近づいているサインとなる。安全な建物に入って安全を確保するようにしたい。また、局地的な大雨による道路の冠水などにも注意が必要だ。

北海道は荒天 雪の強まる所も

 北海道は平地でも雪が降り、風も強まって猛ふぶきとなる所もある見込み。オホーツク海側を中心雪の強まる所もあり、大雪となる所もありそうだ。車の運転や、電線への着雪などに注意が必要となる。

北日本は寒暖差にも注意

 あす(月)の明け方にかけて、西日本や東日本では雨や雷雨になる所がある見込み。日中は回復して晴れる所が多くなるが、関東周辺は空模様の変化に気をつけたい。北日本は寒気の影響で日本海側を中心に雨や雪の降る所がありそうだ。冷たい西よりの風が強く、札幌では最高気温が6℃など、寒さが戻るため、寒暖差にも注意が必要だ。

週半ばから雲多く 気温は高く夏日も

 火曜日は関東から西を中心に晴れるが、東北は昼ごろから雨雲がかかる見込み。水曜日以降は晴れ間があっても雲が広がりやすいものの、気温は高めとなり、週の中ごろは西日本や東日本は25℃以上の夏日になる所が多くなりそうだ。

(気象予報士・及川藍)

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