4月15日、2023年MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGPクラス2日目に予選がアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのファビオ・クアルタラロは7番手、フランコ・モルビデリは14番手となった。スプリントレースでは、モルビデリが14位、クアルタラロが19位で終えている。
クアルタラロは初日に総合7番手で終え、ダイレクトでQ2進出を果たし、ラストアタックで2分02秒749をマークして7番手を獲得した。午後のスプリントレースでは、好スタートを決めて4番手に浮上するも、翌周の12コーナーでアレックス・リンス（LCRホンダ・カストロール）と接触。
さらに4周目、1コーナーで転倒を喫して大きく順位を落としてしまう。すぐさまマシンに跨り再スタートを切って21番手でコースに復帰し、懸命な走りで追い上げを図ったが、最終的に19位でチェッカーを受けた。
一方のモルビデリは、予選Q1でミスがあったようでQ2に進出できず、14番手からのスタートとなった。激しいバトル展開が繰り広げられるなか、最後までポジションをキープしてトップから16.534秒差の14位でチェッカー受けている。
■ファビオ・クアルタラロ（予選：7番手、スプリントレース：19位）
「スピードは出ていただけに、当然ながら悔しい気持ちがある。ライバルたちと競り合っているときは、あまり何もできなかったけれど、気持ちを落ち着けて、できるだけ早く改善していかなければならない。今日のスプリントでは無理な走りはしていなかった。ただ、遅れを取り戻せるブレーキングだけは、そうなっていたのかもしれない」
「今後の戦いのなかで前進を目指したいと思っている。スタートがうまくいかなければ、すべてそこで終わりになってしまうから、明日も今日と同様に好スタートを決め、序盤からアグレッシブに行くことが最大の目標だね」
■フランコ・モルビデリ（予選：14番手、スプリントレース：14位）
「今朝は第15コーナーと第8コーナーでミスをしてしまい、Q2に進むことができなかった。その結果、8番手ではなく14番手からスタートすることとなり、苦しい展開になってしまった。集団に飲み込まれてしまうとフロントタイヤの温度が上がり過ぎて、アタックが難しくなってしまう。この問題に加えて、午後は急激に気温が上がったこともあって十分にペースを維持することができなかった」
