【DeNA】トレバー・バウアー53球、無失点デビュー 横須賀にファンあふれ、刀パフォーマンスも

来日初登板して4回無失点だった横浜DeNAのバウアー=横須賀スタジアム

 米大リーグでサイ・ヤング賞を獲得し、今季横浜DeNAに加入したトレバー・バウアー投手(32)が16日、イースタン・リーグの西武戦(横須賀)で先発し、来日初登板を果たした。4回4安打6奪三振で53球を投げて無失点。直球の最速は156キロをマークするなど1軍デビューに向けて好スタートを切った。 

 初回は1死から二塁打を浴びるも変化球で2者連続三振。メジャーリーグでも代名詞だった「刀パフォーマンス」を披露し、大観衆のスタンドを沸かせた。

 同スタジアムには早朝からチケットを買い求めるファンであふれ、開門を早めるほどの注目ぶりだった。試合をライブ配信した球団公式YouTubeの最大同時接続数は7万7322を記録。従来の2軍戦の15倍以上のアクセスがあったという。

 今季開幕直前の3月中旬に出来高年俸4億円(推定)で入団したバウアーは会見で「優勝を勝ち取る。それが一番目指したいこと」と話していた。その後、右肩の張りを訴えたが、ブルペンや打撃投手で調整を進めてきた。

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