沖縄県の宮古島市沖を飛行中の陸上自衛隊ヘリコプターが消息を絶っていた事故で、陸上自衛隊は16日夜、海中で発見した隊員らしき人5人のうち2人を海から引き上げ、死亡を確認したと発表した。自衛隊が身元の確認などを進めている。
【動画】陸自ヘリ、150メートル近くの低高度で飛行か
16日朝には伊良部島の北側6キロ、池間島西側の海域で海上自衛隊の潜水士が潜水した。水深106メートル付近で、13日に見つかっていた隊員とみられる姿が5人だと確認した。そのうち2人を海から引き上げ、海上保安庁の巡視船で宮古島に運んだ。
潜水した海域では13日夜に機体の一部らしき物や隊員のような姿が見つかっていた。だが十分な情報が得られず、詳しく確認するために潜水士が16日朝から深い海の水圧に対応するための「飽和潜水」で潜って作業していた。（明真南斗）
【関連記事】
▼【図解】「飽和潜水」とは
▼「海面付近を低く飛行」目撃の男性「少し目を離した隙に見えなくなった」
▼【動画あり】低高度で飛行か 防犯カメラに直前映像の可能性
▼【動画】不明ヘリか 飛行中とらえた動画
▼ネット上で「中国軍撃墜か」投稿続く 防衛幹部は異例の言及
