「自転車ヘルメット着用」が "努力義務化" ヘルメットないと衝撃17倍!おしゃれタイプ続々登場

この春、自転車のルールが変わりました。雪解けが進み、だんだんと暖かくなって自転車に乗る人たちも多くなってきましたが、4月からヘルメットの着用が努力義務化されました。自転車のヘルメット着用について取材しました。

自転車をめぐりこの春、あるルールが始まりました。

4月1日から施行された改正道路交通法により、自転車に乗るすべての人がヘルメットを着用するよう努めなければならなくなったんです。

北海道では5年前から条例でヘルメットの着用が努力義務化され、一層厳格化される形ですが…

自転車の利用者に話を聞いてみるとこんな声が…

「いや全然知らなかったですね。小さい頃はつけてたんですけど今はなかなかつけないかな」

「恥ずかしいっていうのと、髪の毛とかセットしても崩れちゃう」

2020年に行われた民間の調査によりますと、北海道のヘルメット着用率は全国最下位の2%という結果になりました。

自転車同士の衝突で、ヘルメットありとなしを比較した実験によると、時速20キロで衝突し転倒すると、ヘルメットありの場合に比べて、なしの場合は頭に17倍もの衝撃があるといいます。

道警によると、2022年に起きた自転車が関係する事故で死亡したのは12人。そのうち7人は頭部への外傷が致命傷になっていました。

命を守るヘルメット。

札幌の自転車販売店を訪ねると、カジュアルなタイプのものも増えてきているとのこと。

こちらは一見、普通の帽子のようですが、中はヘルメット形状になっていて、その上に好みのカバーをつけると帽子のように見えるもの。

このように一見ヘルメットに見えないようなものや、オシャレなものもメーカーから発売されているんだそう。

サイクルプラザの横澤武志さんは「ヘルメットをかぶっていれば守れる命がこれまでもたくさんあった。利用者が(ヘルメットを)つけて、悲しい出来事が今後かなり減少していくのではと期待している」と話します。

オシャレなヘルメットでしっかりと頭を守って、安全運転を心がけたいですね!

*みんテレ3月30日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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