<コーチェラ2023現地レポ>サマソニで初来日のゲイブリエルズ、美声とエンタメ性に溢れたステージで魅了

現地時間2023年4月14日~16日にかけて、米カリフォルニア州インディオにて野外音楽フェスティバル【コーチェラ・バレー・ミュージック&アート・フェスティバル2023】のウィークエンド1が、ヘッドライナーにバッド・バニー、BLACKPINK、フランク・オーシャンを迎えて開催されている。

ここでは、8月の【SUMMER SONIC】で初来日するゲイブリエルズのBillboard JAPAN特派員による現地からのレポートをお届けする。

長いマントを羽織って登場した瞬間からステージを自分のものにしたような貫禄を持ったフロントマンのジェイコブ、ステージに向かって右にキーボードのライアン、左にヴァイオリンのアリ、さらに後方にドラム、ベース、キーボードと3名のコーラスを従え、冒頭から見事な歌声と存在感で観客の心を掴んだ。

ミュージカルの主人公の如く、ステージを完全に支配するジェイコブだが、マントを脱ぐとスーツ・ポケットからレインボーのハンカチをのぞかせたり、MCでは「久しぶりのライブで大変だけど、ビヨンセはパフォーマンスすることをいかにも簡単なように見せるよね!」と話すなど、親しみやすいキャラもアピールしていた。

ジェイコブが“お気に入りの曲”として紹介した「Taboo」に続いて、ピアノ、ベース、ドラムのみで、バーブラ・ストライサンドの「追憶(The Way We Were)」のスローテンポな演奏で魅力した。ゴスペル/チャーチ出身とあって、オーディエンスをハッピーにさせるエンターテインメント性に溢れたステージだった。

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