4月16日、2023年MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGPクラスの決勝がアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのファビオ・クアルタラロは3位、フランコ・モルビデリは8位で終えている。
迎えた決勝、クアルタラロはスプリントレース同様、抜群のスタートを切ってオープニングラップで一気に4番手に浮上する。中盤に差しかかると、トップのフランセスコ・バニャイア（ドゥカティ・レノボ・チーム）と前を走るジャック・ミラー（レッドブルKTMファクトリー・レーシング）が転倒を喫して戦線離脱。
それによりポジションを上げると、ルカ・マリーニ（ムーニーVR46レーシング・チーム）と激しいバトルの末、先行を許してしまう。しかし、その後は最後まで3位を守り切ってチェッカーを受け、今季初の表彰台を獲得した。
一方のモルビデリは、14番グリッドからスタートし、オープニングラップでは集団を巧みにすり抜けて11番手に浮上する。今回の決勝では、序盤から転倒が相次ぎ、11ラップ目に8番手までポジションを上げると、終盤は単独走行となったが、そのまま8位位でフィニッシュした。
アルタラロは合計34ポイントでランキング7位、モルビデリは合計29ポイントでランキング10位となっている。これによりチームランキング4位、コンストラクターズランキングでは5位につけている。
■ファビオ・クアルタラロ（決勝：3位）
「非常にタフな戦いだった。僕自身、かなり苦戦していたけど、序盤でポジションを下げてしまうと表彰台は不可能だったから、始めからハードに攻めていくしかなかったんだ。そして最大限の力を尽くした結果、こうして久しぶりに復活することができ、とてもうれしく思うよ」
「チームは懸命に作業に取り組んでいると同時に、常に僕を冷静にさせようとしてくれるんだ。これは簡単な仕事ではない。表彰台に戻ってくることができてとても気分がいいから、これからも何度でも上りたいと思っているよ」
■フランコ・モルビデリ（決勝：8位）
「昨日と比べれば、レース自体もパフォーマンスもずっと良くなったよ。ただスターティンググリッドが邪魔をしているたんだ。金曜日に直接Q2進出を決めることができなかった時点でチャンスを失い、遥か後方からレースを始めなければならなかった」
「予選と今日の決勝はいい走りができたと思う。この8位獲得を次につなげ、ここで集めたデータと改善点を活用していかなければならない。好調さと鋭さと戦いへの準備を揃えて第4戦スペインGPに臨むよ」
