来年から発行される新しい紙幣が、広島でも公開されました。
貴船桃佳 記者
「20年ぶりに新たな紙幣が発行されるということで、そのデザインに注目が集まっています」
来年度から1万円・5千円・千円札の3種類が新しくなり、それぞれ「渋沢栄一」「津田梅子」「北里柴三郎」の肖像が描かれています。財務省は、「現代の日本にも通じる普遍的な問題に取り組んだ人物」として3人を選んだということです。
貴船桃佳 記者
「新たなお札には、肖像が立体的に映る3Dホログラムが入っています」
偽造を防止するために取り入れられたのは、平面では映らない肖像が傾けると立体的に回転する3Dホログラムで、お札に施されるのは世界で初めてです。
そのほか、数字の表記をアラビア数字に変えて大型化させたり、指で触ってお札の種類が識別できるように異なる位置にマークを配置したりしています。
日本銀行広島支店 井上広隆 支店長
「インバウンドで日本にいらっしゃる方も多い中で、より多くの人、全ての人に分かりやすいお札であることが大事」
日本銀行は、「新しい紙幣が発行された後でも今の紙幣は引き続き使えるので、安心してほしい」と呼びかけています。