システム設定ミス 介護保険で誤算定 宇都宮市、追加給付へ

宇都宮市役所

 宇都宮市は17日、介護保険の高額介護サービス費の算定に誤りがあり、153人への給付が計1418万7354円不足していたと発表した。対象者におわびの文書を送り、個別の状況に応じた追加給付を行う。

 誤りがあったのは、1カ月当たりの利用者負担額の合計が限度額を超えた場合の給付額。2021年8月から今年2月まで、1人当たり計約44万円~300円が給付されなかった。

 市高齢福祉課によると、20年10月に介護保険システムを改修した際、一部の被扶養者を課税者として判定する設定ミスがあり、本来よりも給付額が少なく算定されていた。昨年10月、市民からの指摘を受け、プログラムの誤りが発覚した。

 市では毎月約5千人が計約6千万円の高額介護サービス費を受けている。

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