県の「エコたび」3年目 参加校増加、累計104校6700人 中学校も対象に

参加校に配布されるエコバッグ

 修学旅行で子どもたちに環境に優しい取り組みを実践してもらう県の「エコたび栃木プロジェクト」が本年度、3年目に入った。参加校は初年度から増加し、累計104校6697人に上っている。これまで小学校を対象にしていたが、中学校にも拡大し、児童生徒の環境意識の向上を図る。

 プロジェクトは2021年度から開始。県内の学校と、県外から本県に宿泊する学校を対象としている。(1)歯ブラシ・歯磨き粉の持参(2)マイバッグ・マイボトル(水筒)の使用(3)食品ロスの削減-の3項目を宣言するのを条件に、エコバッグや事前学習教材を配布している。

 周知が進んだことなどにより、22年度の参加校は前年度より15校1997人増加。本年度も対象を広げ、さらに増やしたい考えだ。県資源循環推進課は「一生に一度の思い出となる修学旅行を通し、環境について考える契機にしてほしい」と参加を呼びかけている。

 来年2月ごろに優秀校5校の表彰も予定している。(問)同課028.623.3228。

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