小学6年と中学3年の全員を対象にした文部科学省の「全国学力・学習状況調査」（全国学力テスト）が4月18日、一斉に行われた。国語と算数・数学に加え、中3では4年ぶり2度目の英語も実施する。結果は7月下旬に公表される。
中3の英語は「読む・聞く・書く・話す」の4技能を測る。「話す」は初めてオンラインのシステムを活用し、タブレット端末に音声を録音して文科省にデータを送信する。アクセス集中を防ぐため、18日は中学約9800校のうち県内を含む約500校を抽出して実施し、他の学校は5月26日までに分散して行う。「話す」の都道府県別成績は公表しない。
福井県教委などによると、県内の対象は262校の約1万3600人。小学校は公立184、国立1の計185校、中学校は公立74、国立1、私立3の計78校が参加。60人が臨んだ福井市日之出小では午前8時過ぎ、第1科目の国語の問題用紙が配られ、児童は緊張した様子で開始合図を待った。
全国学力テストの問題と解答を公開
福井新聞社など全国の地方新聞社と共同通信でつくるニュースサイト「47NEWS」は18日午後5時過ぎから、小6と中3を対象に実施される全国学力テストの問題と解答を公開する。公開するのは、国語、算数・数学、英語（中3のみ）の各教科。⇒ニュースサイト「47NEWS」はこちら
