平和大通りの「危険な木」伐採 開始 先月 倒木が車を直撃

3月に広島市の平和大通りで倒れた木が車を直撃したことを受けて、危険と判定された木の伐採が18日、始まりました。

近藤志保 記者
「平和大通りにある樹木の伐採がスタートしました。木の勢いが弱まっているため、切るに至ったということです」

伐採されたのは、広島市中区の平和大通りにあるセイヨウボダイジュの木です。

平和大通りでは3月に樹齢およそ60年、高さ16メートルのクヌギが倒れ、車を直撃しました。これを受けて、広島市は平和大通りにある全ての樹木1825本を対象に緊急一斉点検をしました。

その結果、264本に倒木の可能性があり、中でも「伐採が望ましい」と認められた樹木は、イチョウやケヤキなど全部で31本あったということです。

伐採しない残りの233本については今後、せん定したり、肥料を与えたりして回復を待つということです。

G7広島サミットは5月に開催されますが、広島市は18日から順次、伐採を進め、28日までには作業を終えることにしています。

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