【統一地方選挙】開成町の新町長に山神裕氏 13年ぶり無投票当選 新人は1990年以来 開成駅前再開発アピール

無投票での初当選が決まり、支持者らと喜びを分かち合う山神裕氏(中央)=18日午後6時ごろ、開成町の事務所

 任期満了に伴う開成町長選挙は18日に告示された。立候補したのは、無所属で新人の元銀行員、山神裕氏(56)1人で、無投票による当選が決まった。同町長選の無投票は13年ぶり。新人による無投票当選は、33年前の1990年に山本久雄氏が初当選して以来となる。 

 山神氏は小田急線開成駅前の再開発を最重要課題として「町立図書館などを新たに整備し、駅周辺を足柄地域の中心地にしたい」と強調。住民参加型のまちづくりや民間活力の導入による財政負担の軽減を目指すほか、英語教育の充実など子育て支援策の拡充により若年層を呼び込むと訴えた。

 17日現在の選挙人名簿登録者数は1万5202人(男7396人、女7806人)。

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