硫黄山噴火5年 地元 県道1号全日再開願い、災害に強い稲作目指す

土日限定などの条件付きで通行を再開した県道1号。平日や祝日は通れず、地元からは「全日再開」を望む声が上がる=18日午後、えびの市

 霧島連山・硫黄山の噴火から5年が経過し、観光や農業に影響を受けたえびの市など地元では、日常が少しずつ戻り始めている。ただ、通行を再開した硫黄山周辺の主要観光ルート・県道1号は土日限定などの規制が残り、効果を実感しにくい観光関係者は「全日再開」を強く願う。一方、一部地域で稲作断念を強いられた同市では、全域での作付けに3季連続で取り組める見通し。

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