気温上昇 20日(木)は日本海側や東北南部も暑い 気温変化に注意を

 きょう(水)午後は、東日本を中心に前日より気温が大幅に高く、甲府は29℃まで上がる見込み。東京都心でも26℃予想と、今年最も気温が高くなりそうだ。あす20日(木)は、日本海側や東北南部でも暑くなるため、急な気温変化に対して注意が必要となる。

気温変化に注意

 前線や湿った空気の影響で、西日本は近畿や中国を中心に雨雲がかかっている。この方面は今夜はじめ頃まで、急な強い雨や落雷、突風に注意が必要だ。また、沖縄・奄美も雨雲が発達しやすく、あす20日(木)にかけて雨量が多くなるおそれがある。

 東日本は朝から晴れている所が多く、午後は内陸を中心に30℃近くまで上がる所がある見込み。九州も25℃を超える地点が多く、半袖の方が過ごしやすくなりそうだ。なお、関東北部や甲信は、前日より10℃以上高くなる地点があるため、体への負担を考慮して無理をしないよう心がけたい。

 20日(木)は西・東日本の日本海側や東北南部でも、25℃以上の夏日となる所が多い。特に、内陸を中心に気温が上昇し、長野や甲府は29℃、福島や福井、京都などで28℃まで上がる見込み。長野はきのう(18日)の最高気温が10.0℃で3月中旬並み、きょうは19℃予想と平年並み、あすは29℃予想で7月中旬並みと、気温の変化が大きくなりそうだ。

週末は朝晩ひんやり

 21日(金)は西・東日本で雲が広がり、太平洋側は雨の降る所がある見込み。週末は天気の回復する地域が多いが、冷たい空気に入れ替わる見通し。このため、北日本や北陸は、晴れる地域でも意外なほど風がひんやりと感じられそうだ。東・西日本でも、朝晩は内陸を中心に冷えるため、ここ数日との気温差に注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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