黄金うさぎ置物、追加頒布 好評で100体完売 日光二荒山神社

良い縁うさぎの置物を手にする八乙女

 【日光】山内の世界遺産・日光二荒山神社は18日までに、限定100体の「良い縁うさぎ」像の置物を追加で200体作った。1月に制作した100体は2月上旬に完売となり、参拝者からの要望を受け追加で頒布することにした。

 像は昨年、幸運や金運を招く神社の新たなシンボルとして拝殿前に設置。祭神の大己貴命(おおなむちのみこと)(大国主命(おおくにぬしのみこと))が登場する古事記の「因幡の白兎(うさぎ)」をモチーフに、幸運をもたらすとされる鉱石「ラピスラズリ」を黄金のウサギが持っているデザインとなっている。

 同神社は1月、お守りとして飾ることができる像の約10分の1サイズの置物を制作。1体2万円で頒布を始めたところ、すぐに売り切れてしまった。同神社の斎藤芳史(さいとうよしふみ)権宮司(70)は「安い物ではないのに予想以上の反響。多くの方から欲しかったとの声が聞かれ、うれしい限り」と話す。

 鋳造金色塗装の置物は同じ作りとなっているが、追加分は新たにきり箱を制作し、置物を箱の上に飾れる仕様に変更した。

 1体2万円。同神社の札所で頒布している。

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