馬場咲希は10カ月ぶりの海外メジャーへ「まずは楽しむこと」

昨年の「全米オープン」は49位で4日間を完走。さらなる成長を示せるか(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 事前(18日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

昨年「全米女子アマ」優勝の資格で米ツアー今季メジャー初戦に出場する馬場咲希(東京・代々木高)は、3月「オーガスタ女子アマ」から米国で1週間のオフを挟んで会場入り。昨年6月「全米女子オープン」以来の海外メジャーへ「すごく楽しみ」と笑顔を見せた。

オータスタ女子アマを5位で終えた後は、休むことなく練習ラウンドに励んだ。「毎日ラウンドしました」とフロリダ州でゴルフ漬けの日々を送って調整。月曜に会場に入り、2度目のメジャーに向けて準備を進めている。この日はプロアマ開始前の早朝7時から練習ラウンドをスタート。現地在住のツアープロをキャディに起用し、コースチェックを行った。

10カ月ぶりの海外メジャーは、緊張よりも楽しさが上回っている。「全米女子オープンのときも、余韻にひたるくらい楽しかった。今回も4日間戦えるように頑張りたい」と意気込んだ。

全米女子オープンでは、グリーン周りから7番ウッドやユーティリティ、パターでグリーンを狙うプロの技術に魅了された。「外国のコースだと、そういう場面が多くなる。私も練習をしてきたので何かやりたい」と、昨年からの成長を試す場にもなりそうだ。

今年は2月の米女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」にも出場して34位に入った。「まだ結果を求める立ち位置ではないので、まずは楽しく終わりたい」。大会初日は10番から、午前8時32分(日本時間20日午後10時32分)にスタートを切る。(テキサス州ザ・ウッドランズ/谷口愛純)

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